生物の擬態について

オニカサゴ

蝶が羽根を木の葉に似させ天敵から逃れる昆虫類の「擬態」は
一般的に知られた話ですが、
水中生物にも同じく外敵から守るためなどに「擬態」があります。

タオ島の海でもこの「擬態」が容易に見られますので
いくつかあげてみました。

擬態の語源はパントマイムなどのmime(演技する)。
擬態する生物は身を守るため、時には相手を攻撃するために
「演技している」と言えます。

○ベイツ型擬態(Batesian Mimicry)
 
 無害な動物が形、色、動作などを有害な動物に似せあざむく。 
 ドイツの探検家、ヘンリー・ベイツが発見したのが由来。
 
○隠蔽型擬態(Cryptic Mimicry)

 生物の生活している環境に体の形や色をまねて、生存率を上げる

○種内擬態

 同じ種で雄が雌の体の1部に似せる。

○ミュラー型擬態(Mullean Mimicry)

 毒を持つ動物同士がもつ警報を発する色彩や模様を
 同じパターンにすることにより天敵に対する警戒効果を
 上げる。ミュラー氏が発見したのが由来。

○攻撃擬態(ベッカム擬態)

 有害な動物が無害な動物に似せる

○群集擬態
 
 2種以上の動物の色彩や模様を同じパターンにして集団を形成する

タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-11-11(Fri) 02:07:07 | トラックバック:(2) | コメント:(0)

見栄を切る魚(?)、ギチベラ

タオ島のギチベラ.jpg

ベラ科。インド洋、西部太平洋に分布。
水深10m前後の珊瑚礁域にすむ。

ギチベラ。

タオ島でなくても、かなり広い範囲で
見られ、あまり脚光を浴びない魚のように思います。
同じ科には常にダイバーの脚光を浴びるナポレオン、
しつこく突っついてくるホンソメワケベラも仲間。

このギチベラ、歌舞伎役者のメークに思えて仕方ありません。
白粉をしたような頭にアイライン!

ギチベラが捕食する際は口を異様に伸ばします。
まるで見栄を切るかのように…。



タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-05-10(Tue) 00:21:19 | トラックバック:(3) | コメント:(0)

ゴマモンガラ(タオ島周辺)

英語ではトリガーフィッシュと呼ばれます。
水中でのサインはピストルのトリガーを真似ます。

産卵期に入り、彼らの巣のエリアに入っていくと
卵を守るため、威嚇してきます。

巣から円錐状にテリトリーを持っているため
威嚇された場合、斜め下に逃げます。

というのが、セオリー。

実際は威嚇してくるのみならず、フィンを噛まれ
跡が残るか、食いちぎられることも…。

斜め下に逃げても全然離れていかない…。
離れたと思ったら違うゴマモンガラのテリトリーに
入ってしまい、あたらな敵が襲ってきたり…。

プーケット側で見たトリガーは小さく、かわいいものでした。
襲っておいで!くらいな。

しかしタオ島のトリガー、でかい…。

ブイの下で暴れてるトリガーがいたものなら
今日はやめようかな〜と思ってしまう。

何にせよ、無駄に近づかないに限ります。

タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-05-06(Fri) 00:59:05 | トラックバック:(1) | コメント:(0)

ヒトズラハリセンボン(タオ島周辺)

ハリセンボン、タオ島の周辺ではよく見かけます。

大きいもの、小さいもの、柄が変なもの、
様々なハリセンボンをみかけます。

特にナイトダイビングではうじゃうじゃと
出てくることもあります。

彼らに触って怒らせると水を吸って
体を膨らませるのですが、彼らにとって
かなりのストレスとのことです。

いつも泣きそうな目をしているので、
見つめるのもかわいそうな気がしてきます。

決して膨らませたりしないようにしましょう。

このハリセンボン、英名ではポキュパインパファーフィッシュ
と呼びます。
沖縄の方言ではアバサーと呼び、食べるらしい…。

タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-05-04(Wed) 21:01:53 | トラックバック:(1) | コメント:(2)

ライオンフィシュ(ミノカサゴ)

今朝チュンポンピナクルでダイビングをしました。

ロープ沿いに潜降し、根のトップから更に潜降しはじめて
すぐに、岩に赤く動く生物を発見。

よく見るとミノカサゴ。

プーケット側やベトナム、日本などでも
よく見る魚ですが、タオ島周辺で見たのは初めて。

年を追う毎に色々な魚が増えてきている気がします。
このミノカサゴもその一つ。

タオ島に限らず、同じポイントでもダイビングする度に
違う感動を与えてくれます。

タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-04-02(Sat) 15:51:48 | トラックバック:(1) | コメント:(2)

タオ島のギンガハゼ

タオ島周辺の砂地には多くのハゼが生息します。
その中でもよく見られるのがギンガハゼです。

テッポウエビと共生しているのですが、
エビが穴(巣)を作り、砂を掘り出しています。
その間、ギンガハゼは外敵からの見張り番をしてます。
ハゼは見張りをしながらも、捕食活動もします。

エビとハゼの連携プレーに外敵がきたときの
知らせ方が興味深く、穴の入り口付近でエビが作業を
するときは必ず、ハゼの背びれにエビの触覚を
のせていることです。

ハゼは外敵がくると、自分の背びれをゆらし
それをエビは外敵がきたシグナルとして感じ取り
そそくさと穴の中へ入ります。
ハゼもいよいよになったら頭から穴の中へ
入っていきます。

ハゼが捕食をしているのは恐らく自分の分のみで
エビに与える分はないと思われます。
もしエビの分も食料を確保しているのであれば
水中世界も分業が進んでいるのではと考えてしまいます。
エビはいつ、どこで腹ごしらえをしているのでしょうか?

このギンガハゼ、黄色いものと、黒っぽいものの
2種類生息しています。

そっと近寄って観察してみてください。
午後のタオ島のダイビングはハゼ観察にもってこいです。

タイ、タオ島で見れる生物 | 2005-03-04(Fri) 02:36:53 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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